【魔女の宅急便】ジジが最後喋らない理由は?原作小説で描かれるキキとトンボのその後も紹介

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魔女の宅急便小ネタまとめ

はじめに:大人になってから観る『魔女の宅急便』の魅力

金曜ロードショーで『魔女の宅急便』が放送されると、ついテレビの前に座ってしまうという方は多いのではないでしょうか。

子供の頃は、空を飛ぶ魔法や、黒猫のジジのかわいらしさに夢中になったものです。

しかし、大人になって社会の荒波に揉まれてから見返すと、

キキが直面する「魔法が使えなくなる(=スランプに陥る)」という展開に、なんとも言えない共感と切なさを覚えてしまいますよね。

今回は、そんな大人だからこそ深く味わえる『魔女の宅急便』について、

映画がもっと面白くなる「小ネタ・裏話」と、

実は映画の先にも続いている「原作小説でのその後の展開」をご紹介します。

映画がもっと面白くなる!ジブリ版の小ネタ・裏話

まずは、映画を観ながら「あれってどういう意味だったの?」と気になりがちなポイントや、知っていると少し自慢できる小ネタをいくつかピックアップしてみました。

コナンファン必聴!キキとトンボの「初々しい」声優コンビ

画像はジブリ公式より引用https://www.ghibli.jp/works/majo/

筆者は『名探偵コナン』が大好きなのですが、そんなコナンファンとしては絶対に外せない見どころがあります。それが「声優陣のキャスティング」です。

実は、主人公のキキの声を担当しているのは、あの「江戸川コナン」でお馴染みの高山みなみさん。

さらに驚くことに、森の画家の少女・ウルスラの声も、高山さんが一人二役で見事に演じ分けていらっしゃるんです。

そして、飛行クラブの少年・トンボの声を担当しているのは、「工藤新一(や怪盗キッド)」でお馴染みの山口勝平さん!

『魔女の宅急便』が公開されたのは1989年で、コナン放送開始のなんと7年も前のこと。

当時お二人とも声優としてデビューして数年の若手だったため、今改めて聞くと、驚くほど初々しくフレッシュな演技を楽しむことができます。

「コナンと新一」の黄金コンビの原点とも言える初々しい掛け合いに、ぜひ耳を傾けてみてくださいね。

ジジが最後喋らなくなった本当の理由

物語の終盤、キキはスランプを乗り越え魔法の力を取り戻しますが、相棒の黒猫・ジジはなぜか「ニャー」と普通の猫の鳴き声をあげるだけで、人間の言葉を喋らなくなってしまいます。

「魔法が完全には戻らなかったの?」と少し寂しく感じた方もいるかもしれません。

しかし、これは魔法が衰えたからではありません。

公式の見解によると、キキが精神的な自立を果たしたからなのです。

もともとジジの言葉は、キキ自身が作り出していた「もう一人の自分の声(イマジナリーフレンドのようなもの)」だったと言われています。

色々な経験を経て成長し、自分の力で社会と向き合えるようになったキキには、もう「自分自身との対話」としてのジジの言葉は必要なくなったということですね。

寂しくもありますが、キキが大人への階段をしっかりと登った証だと考えると、とても感慨深いシーンです。

ウルスラが描いていた絵「虹の上をとぶ船」のモデル

画像はジブリ公式より引用https://www.ghibli.jp/works/majo/

森の中に住む画家の少女・ウルスラ。

スランプに陥ったキキに、クリエイターとしての深いアドバイスをくれる頼もしい存在です。

彼女が作中で描いていた迫力ある油絵には、実は実在するモデルがあります。

それは、青森県八戸市の養護学校の生徒たちが描いた版画です。

宮崎駿監督がこの版画の力強さに感銘を受け、作中に取り入れたというエピソードはファンの間でも有名です。

「はじめにイメージありき」というウルスラのセリフの重みが、より一層増して聞こえてきますね。

見逃し注意!宮崎駿監督のカメオ出演シーン

AIによるイメージ画像

ジブリ作品ではお馴染みの、監督の「カメオ出演」。本作でもしっかりと登場しています。

クライマックス、暴走する飛行船からトンボを救出しようと、キキがデッキブラシにまたがり奮闘する大群衆のシーン。

救出が成功した直後、テレビの中継を観ている群衆の中に、眼鏡をかけ、満面の笑みで喜んでいる宮崎駿監督そっくりの男性が右端の方に映り込んでいます。

録画している方は、ぜひ一時停止して探してみてくださいね。

映画はほんの序章?原作小説で描かれる「キキとトンボのその後」

さて、映画版は大団円で幕を閉じますが、実は物語には続きがあるのをご存知ですか?

角野栄子さんによる原作小説『魔女の宅急便』は、全6巻(+特別編)に及ぶ長編シリーズです。ジブリ映画で描かれたのは、なんとそのうちの「第1巻」の序盤部分のみ。

原作では、13歳の少女だったキキが、恋をして、悩み、そして母になるまでの約20年間の軌跡が丁寧に描かれています。

切ない遠距離恋愛から感動のプロポーズへ

映画でもいい雰囲気だったキキとトンボですが、原作ではその後、トンボが遠方の学校へ進学してしまい、二人は遠距離恋愛を経験します。

手紙のやり取りを通じた心のすれ違いや、お互いの夢への葛藤など、甘酸っぱくも切ないエピソードが続きます。

そして様々な困難を乗り越え、キキが22歳の時、ついに二人は結婚します。

このプロポーズに至るまでの展開は、本当に胸が熱くなりますよ。

双子の子供(トトとニニ)の誕生と次世代の物語

30代になったキキは、トンボとの間に「トト(男の子)」と「ニニ(女の子)」という双子の子供を授かります。

立派な魔女として活躍してきたキキも、親となれば悩みは尽きません。

子供たちの性格の違いや、魔女の血を受け継ぐ者としての将来など、等身大の「母親としての葛藤」が描かれます。

そして、子供たちが自分自身の「魔法の形(生き方)」を見つけ、親元を巣立っていく姿は、かつて13歳で旅立ったキキを見送った母・コキリの姿と重なり、深い感動を呼びます。

まとめ:キキの人生を最後まで見届けてみませんか?

ジブリ映画版の『魔女の宅急便』は、少女の自立を描いた完璧な名作です。

しかし、原作小説で描かれる「その後のキキの人生」を知ると、作品の持つ深みや温かさがさらに増して感じられます。

あの時、デッキブラシで空を飛んだキキが、どんな大人になり、どんな家庭を築いていったのか。

秋の夜長や休日のリラックスタイムに、ぜひ原作小説を通して、キキの人生の続きを見届けてみてはいかがでしょうか。

参照:スタジオジブリ「魔女の宅急便」公式

参照:Wiki「魔女の宅急便」ページ

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